Verdin iMX8M Plus Quad 4GB WB IT V1.1Cの変更点について

00581102 Verdin iMX8M Plus Quad 4GB WB IT V1.1Cを購入し、動作確認を進めております。

弊社設計キャリアボードでの確認で、キャリアボード側のCPUにしか入力されていない、I/Oの入力により、Kernelの起動時に失敗するケースが出ています。

V1.1Bではそのような症状は発生しておりません。

V1.1B→V1.1Cの変更で

・C6, D4, R17 assembly status changed from “assembled” to “not assembled”.

・R103 value changed from 100k to 30k.

がありますが、本変更により、影響がでるSoMのPINはございませんでしょうか?

本変更による影響について回路的な情報が頂きたいです。

Hi, I’m the Toradex AI Assistant.

I might make mistakes or occasionally get you wrong. Our support team will step in if needed.


Verdin iMX8M Plus Quad 4GB WB IT V1.1Cの変更点について、製品番号00581102に関する技術情報をお答えします。

V1.1Cでの変更点

Verdin iMX8M Plus Quad 4GB WB IT V1.1Cでは、以下の変更が行われています(1)

  • eMMC変更: Kingston EMMC32G-IX29からMicron MTFC32GBCAQTC-ITに変更
  • C6, D4, R17のアセンブリステータス: "assembled"から"not assembled"に変更
  • R103の値: 100kから30kに変更
  • プリインストールソフトウェア: TEZI 5.7.1からTEZI 5.7.6に変更

回路的な影響について

申し訳ございませんが、提供された技術文書には、C6、D4、R17およびR103の具体的な回路機能や、これらの変更がSoMのピンに与える具体的な影響についての詳細な回路図情報は含まれておりません(1)

推奨される対応

お客様の症状を適切に診断するために、以下の情報をお教えいただけますでしょうか:

  1. 使用しているOSとそのバージョン(例:Torizon OS 6.8.2、Yocto BSP 7.2.0など)
  2. 具体的なKernelエラーメッセージ
  3. 影響を受けているI/Oピン番号(SODIMM番号)

これらの情報により、より具体的な技術サポートを提供できます。また、tdx-infoコマンドを使用してシステム情報を取得していただくことも推奨いたします。

技術サポートリソース

詳細な回路情報については、以下のリソースもご確認ください:

Best regards, Toradex AI Assistant.


Did you like my answer? :+1: :-1:

If I answered your question, please tick the “Solution” checkbox.

For follow-up questions to me, please use @ToradexAI in your post.

@pal_mouri

お世話になっております。Toradexのアルバロです。

ご連絡いただきありがとうございます。 PCN(製品変更通知)に記載されております通り、以下の問題を解決するために内部アセンブリ(回路構成)の変更を行いました。

これら2つの変更はいずれも電源フェーズ(パワーフェーズ)に関連するものでございます。

原因の特定を進めるため、大変お手数ですが以下の点について教えていただけますでしょうか。

  • ご使用中のBSPバージョンを教えてください。また、この現象はToradexのデフォルトイメージ(標準イメージ)でも再現しますでしょうか?
  • 起動失敗のトリガーとなっているI/O入力の具体的な詳細(SODIMMピンや入力のタイミングなど)について、もう少し詳しくご説明いただけますでしょうか?現象を弊社側で再現するための情報がございましたら、あわせてご共有いただけますと幸いです。

お手数をおかけいたしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

アルバロ

アルバロ様

いつもお世話になっております。

パル技研 毛利です。

使用中のBSPバージョンはTorizonOS 6.6.0となります。

デフォルトイメージでは再現しませんでした。

添付の弊社基板の波形で

SOM_PW_ON_1r8がCTRL_PWR_BTN_MICO#に接続されており、起動時のレベルが

V1.1BとV1.1Cとで変わっている様です。

変更点のどれの影響でこのように変化したのか、回路情報も含めて頂けますと助かります。

波形でtool0_ONとtool0_OFFとありますが、SOM_PW_ON_1r8は弊社基板のSoM制御用のCPUから出力されている信号となります。TOOL0_ONの際にCPUの起動遅延があり、そのような波形になっております。

起動時の問題はtool0_OFFの際に発生しております。kernel起動処理中にShutdownに移行する症状となっております。

起動時のSOM_PW_ON_1r8の電圧レベル変化により、CTRL_PWR_BTN_MICO#での電源操作の影響が出ているのではと思われます。

tool0_ONでは起動時直後のSOM_PW_ON_1r8のHレベルの時間がOFFにくらべて長く、影響が出ていない様に思われます。

PAL基板波形.zip (220.3 KB)

@pal_mouri 様、

いつもお世話になっております。
ご詳細ありがとうございました。

内容を確認致します。
恐れ入りますがもう少しお待ちください。
改めてご連絡いたします。

以上、引き続きよろしくお願いいたします。
アルバロ。

アルバロ様

いつもお世話になっております。

添付した波形画像がセーブ中のウィンドウが映り込んでおり、不適切でしたので再度波形取得しました。

再度添付いたします。

PAL基板波形_20260527.zip (211.6 KB)

アルバロ様

いつもお世話になっております。

パル技研 毛利です。

追加の情報です。

弊社基板では高速起動のソリューションを適用しております。

症状は、高速起動が無効になっている場合も、有効になっている場合も頻度の差はあるものの出ていましたが、高速起動が無効になっている場合はHDMI接続がうまくいかずに、高頻度ではないものの、起動が遅延しているような状態でした。これは、弊社基板個体の問題でした。

ですので高速起動が有効になっている場合はほぼ100%で発生し、Kernelの起動中にシャットダウンに移行しています。

波形を送りましたが、5V立ち上がりから、SOM_PW_ON_1r8の立下りまでの区間が長い場合は正常に起動しています。

CPUソフトで5V立ち上がりから、SOM_PW_ON_1r8の立下りまでの区間を遅延させるよう対応することで、回避できる事を確認しております。

ただ、前依頼内容でも記載させて頂きましたが、

OM_PW_ON_1r8がCTRL_PWR_BTN_MICO#に接続されており、起動時のレベルが

V1.1BとV1.1Cとで変わっている様です。

は気になりますので、

変更点のどれの影響でこのように変化したのか、回路情報も含めて頂けますと助かります。

@pal_mouri 様、

ご質問いただいておりましたV1.1BからV1.1Cへの変更点(回路情報)について、本件に関係するPCNの内容をご説明いたします。 今回の改版における変更は基板(PCBアートワーク)自体の変更ではなく、部品の「実装/未実装」および「定数」の変更のみとなります。具体的には以下の通りです。

1. CTRL_PWR_BTN_MICO# 周辺の変更(C6, D4, R17の未実装化)

  • 変更内容: C6、D4、R17 の実装ステータスを「実装(Assembled)」から「未実装(Not Assembled)」に変更しました。
  • 背景と影響: 従来(V1.1Bまで)は、MOSFETを介して V_SODIMMCTRL_PWR_BTN_MICO# に接続されていました。しかし、この構成では V_SODIMM に電圧降下が発生した際、意図せず電源ボタンが押されたような挙動をシミュレートしてしまい、エラッタ(HAR-10710)を引き起こす原因となっていました。 今回の変更(V1.1C)により、V_SODIMMCTRL_PWR_BTN_MICO# から完全に切り離され、現在は +V1.8_SNVS に対する100kΩのプルアップのみの構成となっています。これにより、起動時の初期レベルや挙動に変化が生じている可能性がございます。

2. PMICのリセット周辺の変更(R103の定数変更)

  • 変更内容: R103 の抵抗値を 100kΩ から 30kΩ に変更しました。
  • 背景と影響: R103は、PMIC(PCA9450)の POR_B 信号における +V1.8_SNVS へのプルアップ抵抗として使用されています。この POR_BPMIC_RESET_CPU でもあり、間にMOSFETを挟んで CTRL_RESET_MOCI へと接続されています。プルアップ抵抗値が小さくなった(100k→30k)ことで、時定数や立ち上がり特性が変化し、お客様側で観測されている5V立ち上がりから SOM_PW_ON_1r8 の立下りまでのタイミングに影響を与えている可能性が考えられます。

以上の通り、回路のロジック自体は上記部品の変更のみに起因しております。

本情報が原因究明の参考になれば幸いです。

よろしくお願いいたします。
アルバロ。

アルバロ様

いつもお世話になっております。

パル技研 毛利です。

回路情報についてありがとうございます。

起動失敗時のkernelログを添付します。

何か気付く事はございますでしょうか?

ちなみに評価ボードでの起動時の波形をオシロスコープで取得しましたのでこちらも添付いたします。

起動失敗ログ.txt (6.9 KB)

アルバロ様

いつもお世話になっております。

パル技研 毛利です。

もう一点確認させて下さい。

弊社基板ではSoM制御用のCPUにて起動時にCTRL_RESET_MICO#とCTRL_PWR_BTN_MICO#を操作しております。

CTRL_RESET_MICO#はSOM起動制御でLow→Highとしております。

CTRL_PWR_BTN_MICO#はSOM起動制御でLow(1s継続)→Highと、評価ボードでの電源ボタン操作を模擬しています。だたしCPU起動までにPIN設定が入力となっており、V1.1CではCTRL_PWR_BTN_MICO#の信号変化はHigh→Low(1s継続)→Highとなり、PowerDownの判定になっているのかもともルバロ様

いつもお世話になっております。

パル技研 毛利です。

もう一点確認させて下さい。

弊社基板ではSoM制御用のCPUにて起動時にCTRL_RESET_MICO#とCTRL_PWR_BTN_MICO#を操作しております。

CTRL_RESET_MICO#はSOM起動制御でLow→Highとしております。

CTRL_PWR_BTN_MICO#はSOM起動制御でLow(1s継続)→Highと、評価ボードでの電源ボタン操作を模擬しています。だたしCPU起動までにPIN設定が入力となっており、V1.1CではCTRL_PWR_BTN_MICO#の信号変化はHigh→Low(1s継続)→Highとなり、PowerDownの判定になっているのかもと考えております。

SoMの起動でのCTRL_PWR_BTN_MICO#は電源ボタン操作を模擬した信号操作は不要で、

電源投入、リセット解除のみで起動されるでしょうか?(CTRL_PWR_BTN_MICO#はLow→Highとする前提ですが)

また、弊社推測については如何でしょうか?

アルバロ様

いつもお世話になっております。

パル技研 毛利です。

五月雨式に申し訳ございません。

弊社基板でのSOM制御用のCPUにおけるCTRL_PWR_BTN_MICO#に接続される信号制御を5V投入後、Highに固定するだけ(ボタン操作を模した制御を削除)に変更すると、V1.1Cでも起動直後にシャットダウンされるケースはなくなりました。

V1.1A、V1.1Bで確認しても動作的には問題無さそうでした。
ただV1.1A、V1.1Bでは1秒程度0.4V位の中間電位が続き、その後1.8Vまで上昇されます。

SoM側でのCTRL_PWR_BTN_MICO#におけるPower Downの判定としては電位で判定されるのでしょうか?または立下りエッジで判定されるのでしょうか?

V1.1A、V1.1Bでの同様な症状が発生しないか心配しております。

CTRL_PWR_BTN_MICO#の制御変更したオシロスコープの波形を添付します。

@pal_mouri 毛利様

いつもお世話になっております。

Toradexのアルバロです。

詳細な情報のアップデートと波形を共有いただき、誠にありがとうございます。ボタン操作を模した制御を削除(High固定)することで、V1.1Cでの起動直後のシャットダウン問題が解消されたとのこと、安心いたしました。

ご質問いただいた内容および弊社の見解について、以下の通り回答いたします。

1. 電源投入時の起動挙動について(ボタン制御の必要性)

ご推測の通り、SoMを起動するために電源ボタンの動作を模擬する信号操作は不要です。

メイン電源(VCC > 3.135V)が供給されれば、電源投入のみで自動的に起動する仕様となっております。

詳細な電源状態遷移(State Machine)については、「Verdin Product Manual」または「Verdin Carrier Board Design Guide」Figure 68に定義されています。

デザインガイドには以下の通り記載がございます:

The CTRL_PWR_BTN_MICO# allows implementing a power button behavior like the ones used on regular personal computers and smartphones. Short pressing the power button is powering up the system from the “Module OFF” state or wakes the system from the sleep state. If the module is running, short pressing the power button generates a software interrupt… Pressing the power button longer than 5 seconds shuts the system down immediately.

つまり、この信号はあくまでPCやスマートフォンのような柔軟な電源ボタン動作(スリープ復帰、OSシャットダウン割込み、5秒以上の長押しによる強制終了など)を実装するためのものです。

2. V1.1Cにおける挙動のご推測について

毛利様のご推測(High → Low (1秒継続) → High の変化)がPowerDown判定として捉えられていたのではないか)は、非常に妥当なご指摘(fair assumption)だと思います。

CTRL_PWR_BTN_MICO# 信号は、SoM上の i.MX 8M Plus SoCの「ONOFF」ピンに直接接続されています。そのため、どのような電位やエッジでパワーダウン(シャットダウン)がトリガーされるかという詳細なロジックにつきましては、NXP社の i.MX 8M Plus SoC のデータシートおよびリファレンスマニュアルの仕様に準拠いたします。詳細な閾値等につきましては、そちらのSoC資料も併せてご参照いただけますと幸いです。

3. キャリアボード側のピン設定に関する確認

1点、確認させていただけますでしょうか。最初のメッセージにございました以下の記述についてです:

「ただしCPU起動までにPIN設定が入力となっており、V1.1CではCTRL_PWR_BTN_MICO#の信号変化はHigh→Low(1s継続)→Highとなり…」

この「CPU起動までにPIN設定が入力となっている」というのは、御社のカスタムキャリアボード(SoM制御用CPU側)の仕様ということでよろしいでしょうか?

もし可能であれば、この時の不確定な状態(中間電位やプルアップ・プルダウンの有無)がV1.1CのSoC側にどう影響していたか、もう少し詳しく背景を伺えますと幸いです。可能な限り、メールで回路図を頂ければ構いません。

V1.1A/Bでの中間電位(約0.4V)が1秒程度続く挙動についても、このキャリアボード側の初期状態(ハイインピーダンス/入力設定)や、各リビジョン間での回路のインピーダンスの違いが影響している可能性がございます。

以上、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
アルバロ。

アルバロ様

回答が遅くなり申し訳ございません。

CPU側の仕様となります。

V1.1Cでは以前添付した波形の通り中間電位にならず、SoMへの電源供給後CTRL_PWR_BTN_
MICO#はHigh⇒Low⇒Highとなっておりました。V1.1Bで初回のHigh部分が中間電位となっております。

具体的な、影響具合が不明な為質問させて頂いた次第です。

参考までに弊社基板の回路図の該当箇所を添付します。

また、CTRL_PWR_BTN_MICO#の特性についてはNXP社の資料を確認してみます。

@pal_mouri 様、

詳細および回路図をご共有いただき、ありがとうございます。

回路図については弊社側でも確認させていただきます。

また、念のため補足ですが、CTRL_PWR_BTN_MICO# はToradex固有の信号となります。

そのため、i.MX 8M Plus SoC側の仕様をご確認いただく場合は、NXP社の資料における ONOFF 信号(i.MX 8M Plus の G22 ピン)をご確認いただければと思います。

以上、引き続きよろしくお願いいたします。
アルバロ。